ムジークフェストなら

[弁護士 藤澤頼人]

 いま、奈良で「ムジークフェストなら」という催しが開かれています。翻訳すれば「音楽祭なら」になるのでしょうか。コンサートホールに限らず、いろいろなところでいろいろなジャンルの音楽が演奏されています。
 近鉄奈良駅前も会場になって野外での演奏が行われているようで、その音が事務所にも聞こえてきています。

 私も、コンサートに行ってきました。西大寺の奈良ファミリー内にある秋篠音楽堂という小さなホールで開かれた「ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル」というもので、演奏されたのはベートーベンの最後の3曲のピアノソナタでした。
 このアファナシエフさん(早口言葉みたいなお名前ですが。)の生の演奏を聴いたのは今回が初めてでしたが、これまでにクラシック専門誌はもとよりNHKでもなどで取り上げられたこともあるという高名なピアニストです。
演奏は、もう神が降りてきているというか、神がかっているというか、一音入魂というか、誠にすばらしいものでした。私は思わず会場で売られていたCDを買ってサイン会に参加してしまいました。ミーハーですね。

 この秋篠音楽堂には以前も、エリック・ハイドシェクさんという、世界中に熱狂的なファンがいる世界的大ピアニストも来られていました。このときもサイン会に参加し、「前からファンでした。」とお話しするととても喜んで頂けたのを覚えています。
奈良でこんなすばらしいピアニストの音楽が聴けるなんて。
コンサートを主催された方のセンスの良さに脱帽です。

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AKB48~卒業~そして~

[弁護士 山﨑靖子]

 AKB48の第5回目の選抜総選挙が終わりましたね。さしこ(指原莉乃さん)が1位になりました。予想は当たりましたか?次々に名前を呼ばれて壇上に上がって挨拶する子たちを見ていると、「高校生くらいの子が、あんなに大勢の人に向かって。なんてしっかりしているの・・・」。つい、うるうるしてしまいますね。
 
 私がAKB48を知ったのは、今から思えば大ブレイクする少し前くらいだと思います。ドキュメンタリー番組だと思うのですが、子どもと一緒に眺めていたら、たかみな(高橋みなみさん)がメンバーに話をしている姿が出てきて、それがすごくしっかりしていて、「この子すごい」と思ったのが最初でした。それから色々見てきましたが、推しはあっちゃん(前田敦子さん)で、必死でセンターを張っているのが良くって応援していました。
 
 あっちゃんは3回目の選抜総選挙で1位に返り咲いて、翌年卒業。「優子もかわいいけどなあ(「カエルの王女様」は良かった)、AKBもぱっとしなくなったなあ、私も卒業しようかなあ・・・」と思っていたところで、ももクロ(ももいろクローバーZ)に出会いました。
 汗まみれのパフォーマンスがいいですね。曲もおもしろいし。
 
 というわけで、たかみなやみいちゃんや優子はがんばっているけど、ともちんも卒業するし、麻里子様も卒業するし、私も卒業して、もののふ(ももクロの熱心なファンのことらしい)になろうかなあと、第5回選抜総選挙を見ていて思いました

弁護士自治と懲戒請求

[弁護士 北岡秀晃]

 弁護士は、依頼者や刑事被疑者・被告人の権利を守るため、時に国家権力とも対抗しなければなりません。そのため、弁護士・弁護士会には高度な自治権が認められており、他の士業と違って、国家が弁護士を懲戒したり、弁護士の職務を監督したりすることができません。弁護士の懲戒は、弁護士会が行います。
 弁護士に対する懲戒請求は、2011年の統計で1885件。懲戒処分の件数は80件程度です。この懲戒制度がきちんと機能し、問題のある弁護士が処分されることは、弁護士に対する信頼を確保し、弁護士自治をより強固にするものと言えます。

 ところで、大阪弁護士会の会員や市民ら約730名らが、同会の会員でもある大阪市長の従軍慰安婦発言に関して、弁護士の品位を損なうとして、大阪弁護士会に懲戒請求を行いました。これを受け、この懲戒請求を行った会員に対する懲戒請求が出されたとの報道がありました。大阪市長の発言は、弁護士としてではなく、政治家としての発言であり、これを理由とした懲戒請求は懲戒制度の政治利用だというのが理由のようです。
 言論に対しては言論で対抗するのが筋ではありますが、過去の事例を見ても、職務活動と関係のない犯罪行為を理由とする懲戒事例はあり、必ずしも弁護士としての発言だけが懲戒の対象となる訳ではありません。それに市長の発言は、人間としても品位を欠くものであり、弁護士の品位を貶めるとの評価も当然のことと言えます。

 ただ、弁護士による懲戒請求が増加したり、懲戒請求合戦が多発したりすることは、弁護士に対する信頼を損なうことにつながり、結果として弁護士自治の基盤を自ら切り崩すことになることを懸念せざるを得ません。弁護士自治は、弁護士が職業的使命を果たすために、国民から負託された大切なものなのですから。

活かそう!守ろう!日本国憲法 (2)-平和主義から「戦争をする国」へ

[弁護士 佐藤真理]

<侵略戦争への反省の投げ捨て>
 憲法前文には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」と謳い、侵略戦争についての政府の加害責任を深く反省しています。
 ところが、自民党改憲草案では、「先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越え」となっています。侵略戦争を引き起こした責任の所在を覆い隠し、「惨禍」を「荒廃」に置き換えて自然災害と同列に置くことによって、日本軍のアジアでの加害行為や大空襲・原爆などによる犠牲から目を背けるものとなっており、侵略戦争への反省を投げ捨てています。

<平和的生存権の否定>
 憲法は、「日本国民は、恒久の平和を念願し…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」(前文)として、平和的生存権を明記していますが、草案では、この規定は全面削除です。

<国防軍の創設>
 草案は、憲法の「戦力を保持しない」、国の「交戦権を認めない」との規定(9条2項)を削除し、「国防軍」を創設するとしています。
 国防軍は、自衛権の枠を超えて「国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため」に保持される(草案9条の2第1項)としており、集団的自衛権の行使も認めています。
 国防軍は、第1項の活動のほか、「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動」すなわち多国籍軍などへの海外派兵も任務とされ、さらに、「公の秩序を維持し、国民の生命若しくは自由を守るための活動」すなわち治安出動や国民監視も任務としています(同条3項)。
 国防軍の機密に関する事項を法律で定めるとして、秘密保護法制を憲法上の前提として、国民の知る権利、表現の自由に対する広範な制限を準備しています。
 さらに、国防軍の機密に関する罪などの裁判を行うため、国防軍の審判所を置き、戦前の軍法会議の復活までねらわれているのです。

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