「マニュアル人間」卒業

[弁護士 北岡秀晃]

 走行距離が15万キロを超えた愛車を買い換えることになりました。同時に、30年来こだわって乗り続けてきたマニュアル・トランスミッション(MT)の車から、オートマチック(AT)車に乗り換えることになりました。
 
 日本の乗用車の中でAT車が占める割合は、既に2003年に95%を超え、新規普通自動車免許取得者の中でも、AT限定免許が2011年に54%となり、限定なしを上回ったといいます。マニュアル(MT)車にこだわった「マニュアル人間」は、今や希少種とも言えます。
 従って、AT車に乗り換えることについては、後ろめたい気もして、後ろ髪引かれる思いでしたが、やはり「卒業」することにしました。おかげで、今では非常に楽ちんに運転しております。ただし、左足と左手が手持ちぶさたで、坂道などでさっとクラッチペダルを半クラッチ状態に合わせるなどのテクニックを楽しんだり、失敗してエンストしたりすることもなくなりました。
 
 人間は、便利になって、今までやっていたことをやらなくてよくなれば、今までできていたことができなくなります。マニュアルどおりにしか行動・判断できないマニュアル人間は困りますが、マニュアル(自動ではなく手動)にこだわった「マニュアル人間」であることは望ましいことかも知れません。
 それでも年齢のせいもあるのでしょうか。AKBじゃないけれど、卒業します。

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