委員会活動

[弁護士 冨島 淳]

 弁護士の仕事は、法廷で「異議あり!!」と言って、新たな証拠を突きつけ、裁判で勝訴することを目指すものです。
 と、言いたいところですが、実際にはそんなことは滅多にありません。もちろん、法廷に行って裁判をするというのも、極めて重要な仕事の一つですが、実際には書面を出して終わりの期日も多く、書面を作成するためのデスクワークの時間がかなりの割合を占めます。
 
 そして、弁護士の「仕事」はそれだけには留まりません。弁護士会にはいくつもの「委員会」が存在し、その中で様々な公益的な活動が行われています。
 私も奈良弁護士会においていくつかの委員会に参加させて頂いています。今回はその中から、「法教育に関する特別委員会」(法教育委員会)をご紹介したいと思います。
 
 法教育委員会は、夏休みに「高校生模擬裁判選手権」に参加する学校を支援したり、「ジュニアロースクール」というものを開催したりする等、法律的な観点から物事を考える、あるいは、論理的に物事を考えることの大切さを、できるだけ多くの人に伝えるべく、日々活動している委員会です。
 このような活動によって、一人でも多くの人が、法律に関心を持ち、中学生高校生に関しては、ゆくゆくは将来の法曹界を支える人材となることを心から願い…などという堅苦しい考えは抜きにして、このような活動に参加することは、弁護士としても大変楽しいものです。私も今年度から様々な活動に参加させて頂いていますが、学生の方々とかかわりを持つことで、自分ももっと頑張ろうと思えるだけのパワーをもらえている気がします。
 
 仕事が忙しくなると、このような活動はどうしても後回しにしてしまいがちですが、「初心を忘れない」という意味でも、これからも継続的に、このような活動に積極的に参加していきたいと思っています。

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