映画日記~生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言

[弁護士 山﨑靖子]
 「ならシネマテーク」。今年4月から来年3月までの期間限定で映画館のない奈良市に誕生した移動映画館、だそうです。1回500円。毎月1作品が3日間、奈良市内のどこかで上映されます。

 10月の上映は「行きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」という日本映画(森崎東監督)でした。1985年の作品で、私はそのころ見ています。倍賞美津子様がかっこよかった、原田芳雄のチンピラ風が良かったという記憶があります。ジャパ行きさんや原発ジプシー、コザ騒乱(1970年)、おまけに金嬉老事件(1968年)もからめた社会派映画です(詳しいストーリーはネットで調べてください。くれぐれも、タイトルから想像しないように)。福島の原発事故の収束が見えない今、ぜひ見ていただきたい映画です。

  話は変わりますが、私は映画文化が盛んな高知市で育ち、26年前に奈良市に来たのですが、来た当時、「2番館」(いわゆる「名画座」)がないことに驚きました(ストリップ劇場はあるのになあ)。数年前には、市内から映画館自体が消滅しました。世界文化遺産はたくさんあるのに、映画文化は根付かない街なんですね。
 「ならシネマテーク」は今年度だけの企画みたいですが、この手の催しは続けて欲しいものです。11月は「バクダット・カフェ」、12月は「戦場のメリークリスマス」が上映されます。ご興味のある方はぜひどうぞ。

広告