飛天 1300年を超えて

2013.11.11s 北岡[弁護士 北岡秀晃]

 例によって薬師寺に写経に行きました。薬師寺では写経に行くと、金堂などの白鳳伽藍、玄奘三蔵院伽藍の写経者用無料拝観券がいただけます。そして、その拝観券を示したときには、「お写経ありがとうございました。」と声をかけていただけます。
 現在、薬師寺では、国宝である東塔の大修理が行われていますが、その東塔の創建当時から塔頂に祀られていた水煙が取り外されて展示されており、ごく間近で見ることができます。

 水煙には、24人の飛天が笛を吹いたり、天を飛んだりする姿が透かし彫りで表現されています。東塔の創建は7世紀末から8世紀の初めとされますので、いまから1300年も前に作られたものということになります。まさに1300年、風雨に耐えてきた飛天を見ると、非常に尊いものを感じます。30メートル以上も高いところに取り付けられた相輪、さらにその更に上に祀られたのが水煙です。尊い塔が火災にあわないようにという願いが込められているそうですが、ディテールまで細かく作られており、昔の人たちの思いの深さ、技術のすばらしさにも感動します。
 写真は、24人の飛天のうちの1人、横笛を吹く飛天です(少し暗くて見にくいかも知れませんが。)

 薬師寺の東塔水煙降臨展は11月30日までです。案内によると、「水煙が地上に降りるのは昭和25年~27年の修理以来、61年ぶりで、透かし彫りの飛天たちが舞い飛ぶ姿を間近で見ることができる貴重な機会です。」とのこと。是非この機会を逃さず、間近でご覧下さい。

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