もっと身近に感じてもらうために

[弁護士 中谷祥子] 

 先週の土曜日は、奈良で一大イベントがありました。さて、それは何でしょうか?

 若草山山焼き?
 ・・・それもありましたが、その話をしたいのではありません。
 奈良ラーメン博?
 ・・・それもありましたが、その話をしたいのではありません。
 正解は、奈弁まつりでした。

 奈弁まつりとは、奈良弁護士会の会館(近鉄奈良駅近くにあります。)で、シンポジウムとちょっとしたお楽しみ企画を行うイベントです。今年度は、離婚の際の養育費と面会交流についてのシンポジウムが行われました。
 ちょっとしたお楽しみ企画としては、たこ焼き・綿あめの無料振る舞いや、ヨーヨー釣り、詰碁・詰将棋を行いました。私はこちらの企画の責任者でしたので、市民の皆様に喜んでもらえるかどうか内心ドキドキでした。ですが、来場者の方から「こんなことをしてくれるなら、毎回来るわ~。」とのお言葉をいただき、人数的には大盛況とはいかないまでも、結果としては大成功だったのではないかと思う次第です。

 お祭りの主目的は、もちろん、シンポジウムです。なぜ、こんなお遊び企画があるのか?
 弁護士というと、どうしても敷居が高いものと思われがちです。市民の皆様に、奈良弁護士会ってどんなところだろう?弁護士ってどんな人だろう?ということを知ってもらい、もっと身近に感じてもらい、奈良弁護士会館に足を運んでもらいたい、そう私は思います。その一つとして、この企画があるのだと思っています。
 次回の奈弁まつりでは更なるバージョンアップを企んでいるところです。奈弁まつりのときも、そうでないときも、皆さまどうぞお気軽に奈良弁護士会館に足を運んでくださいね!

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映画日記~Uボート

[弁護士 山﨑靖子]

 「Uボート」(原題:Das Boot)ディレクターズ・カット版。封切りの時は2時間ちょっとでしたが、これは208分(3時間半)の大作です。
 お正月読書をちょっと休んで、ノートパソコンの小さい画面でDVDを見ました。

 ドイツに海軍のイメージはないのですが、Uボートが有名なため、潜水艦と言えばドイツ、ですね。旧西ドイツの映画です。
 舞台は第二次世界大戦中のヨーロッパ。当時、日本にもイ号潜水艦というのがあり、航空機を艦載するくらい大きかったようですが、Uボートは小さかった。狭い艦内、男ばかり50人の乗組員。肘をくっつけあうような食事風景。映画の約9割がUボートの中のため、画面は暗い。そして、臭い。ドラマが進むにつれて役者は垢じみてむさ苦しくなります。
 潜水艦ですから水は貴重です。シャワーシーンも洗面のシーンもありません。毛ジラミが蔓延しても陸に上がれない。
 それでもUボートは連合軍の艦隊ひしめくジブラルタル海峡へ。
 ・・・Uボートは撃沈され、危うく海の藻屑となりかけましたが、船長以下、若い水夫が一丸となって立ち向かいます。帰還したUボートの乗組員とそれを迎える晴れやかなパレード。・・・・・・と書くと宇宙戦艦ヤマトですね。
 でもそれで終わらない。連合軍の空爆に襲われます。

 ということで、結局のところ、華々しい戦争映画ではなく、ただ、暗く絶望的な映画です。Uボートの乗組員の4分の3は帰還しなかったと言われています。
 3時間半はあっという間です。戦争映画好きの方もそうでない方も、ぜひどうぞ。

パソコンの上の住人

[弁護士 藤澤頼人]

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 私が事務所で使ってるパソコンは、いわゆる自作パソコンというもので、パーツを買ってきて組み立てたものです。そのためパソコン本体は最近のパソコンのようにスリムでもスタイリッシュでもなく、無骨な白い箱です。これだけだと殺風景なので、上にいろいろ物を置いて楽しんでます。ひこにゃんのぬいぐるみとかお寿司の食玩やUFOキャッチャーの景品等です。

 最近、その中に加わったのが写真の文鳥さんです。
 この文鳥さんはガチャガチャでとってきました。本来の文鳥の大きさの3分の1位の大きさでしょうか。ミニサイズなんですが、とっても愛らしい格好をしています。ついつい手にとってなでてしまうことも。
 昔、文鳥を飼っていたこともありとても癒されています。

読書日記

[弁護士 山﨑靖子]

 あけましておめでとうございます。当事務所は本年も皆さまのお役に立つべく精進したいと思います。
 さて、お正月休み明けですので、最近読んだ本をご紹介したいと思います。

(その1) 「あの日、僕は旅に出た」(蔵前仁一著。幻冬舎)
 「日本人旅行者は、蔵前仁一さんが描いた<旅>をたどっているだけなのではないか」というのが帯の惹句(石井光太)。バックパッカーの教祖と言われている著者が、30年を振り返った半自伝本です。
 この人の本はほとんど読んでいて、何となく自分も蔵前さんの本を参考にして30年前にバックパッカーをしたような気になっていたのですが、間違っていました。蔵前さんが最初にインドへ行ったのが1982年、最初の本「ゴーゴー・インド」が出たのが1986年。私が最初にバックパッカーをしたのが1984年(短期間、南ヨーロッパへ)、東アフリカに行ったのが1985年。ということは、帰国後に蔵前さんのことを知ったということですね(厳密に言えば、漫画家としては知っていました)。
 そういう誤解はあったものの、年令が近いこともあって、「そうそう、こんな時代だったなあ」と思いながら350ぺージがあっという間に終わりました。
 蔵前さんは、「旅行人」というバックパッカー向けの本を発行していたのですが、2011年に休刊、その後肝炎を患い、肝炎が治ると、また、旅に出よう、というところで本は終わります。
 さて、私の方は全く違う30年を送ったのですが、また、旅に出たいなあという気持ちはずっとありまして、ただ、さすがに50歳を越すと、hotと書いてある蛇口をひねって水が出るとか(水も出ないとか)、便座がないトイレとか、水が流れない水洗トイレとか、が標準装備のホテルに泊まる気はないわけです。「年取ったなあ」と思います。
 還暦近い蔵前さんがこれからどういう旅をするのか、楽しみです。

(その2) 「永遠の0」(百田尚樹著。講談社文庫)
 この本は最後まで読んでいません。理由は、おもしろくなかったから。経験則からすると、最後の10ページでこける小説はあっても、逆はない。この小説への批判で、「コピペ小説」とか「戦争賛美」とありますが、そういうことを抜きにして、単純につまらない。ありふれた筋書き、それをカバーする文章力もない。
 私が50歳を過ぎた時に思ったことは、これからの人生、昇りか降りかわからないけれど確実に言えるのは「人生後半」、ということでした。さらに、体力・視力は日々衰えています。そうすると、無駄な読書に費やす時間は1秒もない。
 もしこれから読まれる方がおられましたら、こういう感想の人間もいる、ということを頭の片隅にでもおいていただければ光栄です。

 お正月読書はあと少し続きます。次回をお楽しみに。