連休中にしかできないことをしてみました

[弁護士 藤澤頼人]

 この連休中に、連休中にしかできないことをしてみようと思い立ち、難波駅から学園前駅まで生駒山の暗峠経由で歩いてみました。
 かねてから、私は暗峠に行ってみたいと思っていました。といいますのは、暗峠に行くには奈良側からだと近鉄南生駒駅から、大阪側だと近鉄枚岡駅から、それぞれ国道308号線を登っていけばたどり着くのですが、この国道308号線は一般国道なのに自動車の通行が困難とされる、一部で「酷道」とも呼ばれる道なのです。なので、是非この目でどんなものか見てみたかったのです。
 それが難波から、となったのは、以前、難波駅の前(上?)にある東西方向の大通りを真っ直ぐ東にたどると国道308号線、つまり暗峠に通じていることに、地図を見ていて気が付いたのです。そこで、せっかくなので、難波から歩いてみることにしました。

 難波を朝8時ころ出発してからしばらくは、さすが大都市の道で、立派な歩道があります。上本町あたりは確かに登りと下りがあって台地になっていましたし、第2寝屋川は両岸ともコンクリートで固められているのに立派な鯉が泳いでいました。
 そのうち、道が2車線になり、歩道も、路側帯だけというところが出てきます。交通量が多く少し恐くもありましたが、かといって、道をそれる気もせずそのまま生駒山を目指して歩きます。
 花園に近づくと、その代名詞とも言えるラグビー場が見えてきます。中で試合をしているのかどうかわかりませんでしたが、隣の公園には、連休中ということもあって親子連れがたくさん遊びに来ていました。
 しばらく行くと、東大阪の河内警察署やイトーヨーカドーが見えてきて、生駒山が重量感をもって迫ってきました。いよいよ麓です。
 さらに進むと、ようやく国道308号線の表示が出てきました。生駒山に真っ直ぐ登って行くのが見えます。大体このあたりで午前11時半前になっていました。
 昼食のことがちらっと頭をよぎったのですが、山に登る前にご飯もないだろうと思ってコンビニで買ったポカリスエットを頼りに登っていくことにしました。
 枚岡駅近くの近鉄の線路を超えると、いよいよ国道が酷道になっていきます。車1台がぎりぎり通れる程度で、車が来ると歩行者は道の端によけなければなりません。傾斜もそれなりにきつく、確かに車の通行困難な峠道でした。

 ところで、この季節、山は緑に満ちてゆくのですが、ありがたくないお客さんの季節でもあります。山道なので、顔の前で毛虫ブランコがゆーらゆーらと揺れています。風もある日なので、ブランコの振幅も相当なもの。風のタイミングを読んで通り抜けないと毛虫が着地してきます。運悪く着地されてしまった方でしょうか、私の前後で何度か悲鳴が聞こえていました。
 かなり足が痛くなってきて、12時45分ころようやく暗峠に着きました。

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 峠の上には峠のお茶屋さん(兼土産物屋さん)があって缶のお茶を飲み、しばらく休憩。
 その後、奈良県側に降りていきます。奈良県側の道は、大阪側よりよほど整備されていて「酷道」ではありませんでした。
 その後、南生駒駅付近で酷道308号と別れ北上し、鳥見通りを経て学園前駅に。足の痛みがひどく、休憩を挟みながらゆっくり歩きましたので、学園前に着いたときには午後5時を過ぎていました。

 いろいろな発見もあり、毛虫ブランコ以外は楽しい小旅行でした。
 ただ、その後2日は筋肉痛と足の水ぶくれの痛みで、外出もままならず。やはり連休中にしかできないことでした。

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