季節はずれの出会い

〔弁護士 藤澤頼人〕

 昨日、夕方に食事に出ようと思って家を出ますと、ウスバカゲロウでしょうか、小さな透明の羽の羽虫がとんでいました。昨夜は、うちの網戸と窓ガラスの間に、蛾が入り込んでばたばたやっていました。今朝は、自転車の行く先にシジミチョウがあらわれ、衝突しそうになりました。もう、11月に入り、暑がりの私でも、そろそろ冬服を、と思う季節になったのに、この子達は、けなげに生き延びているのです。この子達も、間もなく姿を消すのでしょうが、それまでの間、元気で暮らしてほしいものです。

 ただ、一つ心配になったのは、この子達が、今この時点で生きているのは、普通のことなのか、ということです。温暖化ということが言われて久しいのですが、夏の温度が上がるのではなく、平均気温が上がっているのですから、この時期の気温も上がっているはずなのです。この子達がこの時期に生き延びているのも、温暖化が影響しているのでしょうか。

 この子達にとっては、命をつなぐ時間が延びるのですから喜ばしいことなのかも知れません。人間にとっても、将来の温暖化よりも現在の経済発展の方が大事という方もいるかと思います。しかし、人間には将来を考え、変える力があります。今を喜ぶだけではなく、将来を生き延びることにも十分に考えを払うべきではないでしょうか。

 ところで、最近、太陽光発電の先行きが急に不透明になってきました。私の理解が不正確なのかも知れませんが、電力会社が太陽光発電で発電した電力を買い取るための発電設備と送電系統との接続を拒んでいるということのようです。どうやら発電設備の急増が背景にあり、そのさらに背景には、電力会社が高額のお金を払って電力を買い取るということにあるようです。

 これだけ聞くと、たしかに、太陽光発電にストップがかかるのも仕方がないとも思えます。
 しかし、太陽光発電は、発電の際には二酸化炭素を産まないクリーンなエネルギーであって、温暖化防止のためには、必要な設備だと思います。
 どうか、今だけを考えないで、将来も見据えて太陽光発電を普及させる手を打っていって欲しいものだと思います。

広告