新幹線と旅情

〔弁護士 北岡秀晃〕

2015.3.16 北岡 写真12015.3.16 北岡 写真2

 北陸新幹線が開業し、W7系という新型車両が走り出した3月14日、JRのダイヤ改正により、ブルートレインが約60年の歴史に幕を下ろすことになりました。3月14日、最後の寝台特急「北斗星」が、上野、札幌両駅に到着して、役目を終えました。大阪と札幌を結んだトワイライトエキスプレスも、同じ日に姿を消しました。

 思い起こせば、大学生の夏、友達と北海道ワイド周遊券をもって北海道を20日間旅したことがありました。ユースホステルを利用した貧乏旅で、当時のユースホステルは飲酒禁止でしたから、今では酒びたりの私には考えられない旅行です。若い頃は飲まなくても平気だったんですね。

 あのとき、大阪から乗った列車は日本海に沿って走る特急「白鳥」でした。もちろん国鉄(日本国有鉄道)の時代です。青函連絡船に乗り換え、北海道の地へ。その後、何度も北海道へ行くことがありましたが、飛行機を利用しなかったのはこのときだけです。朝大阪を出て、夜中に青森に着いて、連絡船に乗り換え。長かったけれど、車窓から見る風景、駅弁、車内で飲むビール(やっぱり飲んでました。)など味わいがありました。この特急「白鳥」も、既に2001年3月のダイヤ改正で姿を消したそうです。

 新しい新幹線がスタートし、スピードアップする一方で、昔乗った急行など夜行列車は姿を消し、北陸新幹線に併行する在来線は第3セクターに移行するといいます。地元の人たちの生活の足は、今後もきちんと確保されるのでしょうか。
 昔には戻れませんが、やはり「国鉄」が良かったなあ。

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