風に立つライオンの周辺のひとびと(続き)

〔弁護士 山﨑靖子〕

 さて、前回のブログで、ケニアのナイロビで「マトマイニ・チルドレンズ・ホーム」を設立した菊本照子さんを紹介しましたが、先月一時帰国して、京都で帰国報告会のような会合があったので、行ってきました。

 会合の目的は、ホームで作っているフェルト人形の展示即売会です。
 ホームでは、フェルト人形を手作りし、販売しています。汚れた羊毛を仕入れて、洗って、加工し、人形にしていきます。全行程、手作業。通いの女性たちが作っています。

 観光地のお土産物というと、「名物にうまいものなし」と言われるように、質が悪かったり、雑だったり・・、と思われるかもしれませんが、マトマイニのフェルト人形は違います。ナイロビにセレナホテルという高級ホテルがあるのですが、そこの土産物店でも売っており、大好評とのこと。

 スラムの女性たちが貧しい孤児院で作っているアフリカのおみやげ・・・というイメージですが、それでは一時の寄付は募れても長続きしません。質の良い商品を作らなければすぐ飽きられます。どんなに有名なミュージアムもショップが充実していないと来館者が増えない時代です。質の高い商品を自力で作って、売って、自立する。ここに至るまで大変だったようですが、マトマイニは、これからも、もっともっと良い商品を作ってくれると思います。

 ご興味のある方はこちら⇒http://ameblo.jp/scckenya/theme-10008113230.html

 (追記:菊本照子さんと一緒に末っ子が京都に来ていました。30年前はおむつもとれていなかった幼児がこんなに大きくなって・・・というより、当時の私は彼女より若かったんだなあ、と老いを実感しました。)

2015.6.8 山﨑 写真1

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