新元号「令和」の裏の意味

[ 弁護士 吉田 恒俊 ]

4月1日に発表された新元号が「れいわ」について、安倍首相がもっともらしくその意味を語っているのを聞くと、何か裏があるのではないかと勘ぐりたくなるのは私だけではないと思うので、あまのじゃくと言われることを承知で投稿します。

ラ行が異例であることはさておき、漢字の碩学白川静先生は、令という文字は、「みことのり、言いつける、よい、せしめる、たとえ」などの意味があるとされる。令の本来の形は礼服を着けて跪いて神意を聞く人の姿である。黎明、令弟などいい意味で使われることが多いが、巧言令色の「令色」のようにうわべだけの愛想よしのように悪く使われることもある。せしめる、という意味は支配することを連想するし、もし・・・とかたとえ・・・のように仮にという意味もある。

そうすると、「令和」の裏には、平和を支配するとか、仮の平和などの意味が含まれているとも言えるのである。起案者がどんな学者であろうと安倍首相の意思を忖度して、このような表向きはいいことずくめであるが、裏には毒を含んだ元号を考え出したのではないかという疑問が消えない。国民を騙すことに長けた政権ならやりかねないと思うのはうがち過ぎであろうか。

新元号の名がレイワと聞いて、ラ行の読み方に違和感を感じた人は多いのではなかろうか。元来、ラ行音というのは外来音で、大和ことばにはなかったとされます。これまでラ行で始まった年号は霊亀、暦仁、暦応そして令和しかない。あえてラ行という異例の語感を持つ「令」という文字を持ってきたのは、安倍首相の深謀遠慮があると思わざるを得ない。

令和の時代の始まりにあたり、これまで以上に権力監視を強めて、裏の毒が表に出てこないように用心しなければならないと気を引き締めるのであります。
2019/04/03記す

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