〔弁護士 冨島淳〕
2014年12月14日。衆議院選挙が行われていましたが、奈良市では年に1度のビッグイベント、「奈良マラソン」も開催されました。
私も、今年は2012年以来2度目のマラソンに挑戦してきました。運動不足が気になっていたので、エントリーすればトレーニングもするだろうという軽い気持ちでエントリーをした次第です。しかし、結局は3,4回ほど軽く走っただけで本番を迎えるという事態に陥り、全くの調整不足のまま当日を迎えたのでした。
私は2年前に同大会を完走した経験から、比較的楽観ムードでレースに臨みました。有森裕子さんや笑い飯のお2人などに見送られ、スタートです。
序盤はなかなか快調でした。自然と当初予定していたペースよりも早くなってしまう程度に。しかし、容易に予想できたことですが、ここで快調に走りすぎたことが後に大きな影響を与えます。
それは天理市にさしかかった25㎞過ぎでした。突如足にきました。足が重いというか、足が痛い。30㎞過ぎから足が痛すぎて走れなくなってきました。運動不足、練習不足のままレースに臨んだ自分を心から恨みました。残り12.195㎞もあるのか…と心も折れかけます。
しかし、こういうとき沿道の方々の声援は、優しいと同時に厳しいのです。「がんばれ」「諦めるな」「まだまだいける」などなど。いや、もう精一杯頑張ってるよ、もう無理だよって言いたくなるけど、そんな風に言われたら不思議と頑張ろうっていう気持ちになるんですね。かっこ悪いところ見せられないなということで。ちなみに、奈良弁護士会公式マスコットのこまちゃんも、沿道で応援してくれていました。
結局、沿道の人がいないところは歩き、人が見ているところは走るということを繰り返し、何とか42.195㎞を走りきったのでした。最初いっしょに走っていた知り合いには置いていかれましたが…笑
終わってみた感想はありきたりですが、こんなきついこと二度とやるか!というものです。2年前もそうでしたが。結局またいつか申し込んでしまうのかもしれません。
なお、未だに足が痛いです。
最後に。2014年も大変お世話になりました。皆さま、良いお年を。